庭のローズマリーが花盛り。
生けているだけでハーブの青い香りに包まれる。
先日、母の施設におむつセットを届けたおり、裏庭の畑で鍬を振るう母を遠目で見た。
活動的に元気に過ごしている様子にホッと胸をなで下ろしていたところ、スタッフさんから電話があった。
夜の睡眠について、一日おきに眠ったり眠らなかったりを繰り返しており、2時間程度しか眠らない夜もあるという。当然、次の日には調子が上がらない。
睡眠薬を頓服的に0時頃に飲んでも、すぐには眠れなくて、朝方眠気が襲ってきてしまい、日中の活動に影響が出るらしい。
医師に相談すると、以前のように定期的な服用を考えてみては…と言う話になり、家族の意見を聞くための電話だった。
私が睡眠薬や抗精神薬は、出来るだけ服用させたくないと思っているのを、スタッフさんもご存じなので電話をくださったのだと思う。
夜眠らないで、母が何をしているかというと、何度も部屋を出てウロウロしたり、部屋のタンスを開け閉めしてお金を探したり(入居費が気になるらしい)尿パットを破いてみたり…不安なんだと思う。
週に2回ほど一緒に外出し、外気に触れ2~3時間すごしていたときには、落ち着いていた。生活の質を上げるこの辺りのケアは、家族が出来ると良いんだけれど、今は無理。
夜の活動はスタッフさんも大変だし、母もしんどいだろうと思うので、服薬を了承した。
老人へのワクチン接種が始まり、面会できるようになるまで、今が踏ん張りどころかな。
そんな日が来るんだろうか…という不安もあるけれど、じっと、待つしかない。